東京夜光とまほろばのコラボレーション企画『夜叉ケ池のほとりで星が鳴く』、無事に終演となりました。
長い長い梅雨が続く中、雨が降らなかった不思議な一日の、一夜限りの公演。
スクリーンに見立てた20本以上の傘に映る花火の映像が目に焼き付いています。
およそ100年前の夜叉ヶ池の物語。
個人的にも好きな時代の日本、そして山村を舞台とした物語の中で、
自分たちが作った音楽が、演奏されることを喜んでいるように感じました。
きっとそれは、まほろばの音楽に通ずるものが、物語の中にたくさん息づいていたからかなと思います。
美しく厳しい自然の中、かつて人は皆で力を合わせることで初めて生きていけたこと。
人々の関わり合いの中に生まれる、生きることのその先にある希望のようなもの。
きっとお越しいただいた皆様、それぞれに受け取っていただいたものがあると思いますが、
今はまだ「種」のようなその感情であっても、いつか何処かでそれが芽吹き、育ち、
皆さんを新しい景色へと導いてくれたら良いなと思える公演でした。
そして何より面白かった!
台本が出来てから本番まで、いつも新しい笑いがあって、脚本家の川名さん、そして役者さんたちの力を見せつけられました。
今回は一夜限りでしたが、またいつか再演できますように。
当日会場に足を運んでくださった皆様、そして遠くから成功を祈ってくださっていた皆様、誠に有難う御座いました。
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