こんにちは、春-HARU-です。
4月になり、新しい始まりがやってきました。
そしてご報告が遅くなりましたが、まほろば主催公演『HO. KO. LA -風記-』が無事に終了しました。
お越しくださいました皆様、そして当日は参加できなかったけれど遠くから応援してくださった皆様、誠に有難う御座いました。
本来であれば『HO. KO. LA -風記-』に関することを書くべきタイミングですが、あまりにも長くなりそうなので…今回はまず4/3に配信リリースとなった新曲「開門」について。
「開門」という曲は、2017年12月、まほろば主催公演「HO.KO.LA」の第一回目が決まった時、
初の主催公演というプレッシャーと共に「一曲目に演奏する序曲を新たに作りたい」と思い立ち、
ピアノとボーカル・コーラスのみで1分ほどの曲を作ったのが制作のきっかけでした。
結局、第一回「HO.KO.LA」のオープニングは既存曲「月光記」となり、その時は披露できませんでしたが、その後も何かにつけて「開門」を推し続け、第二回「HO.KO.LA-螢火-」では一曲目の演目となりました。
それから1年ほどが経ち(!)、「開門」を含めたいくつかの曲をリリースする構想が持ち上がりました。いや、当初はリリース候補曲の中に「開門」は入っていませんでしたが、後でそっとねじ込んだのでした。
しかしおよそ1分の曲を作った頃から、自分自身の想いも変化し、
そして何よりもこの曲のアレンジをしていた時期が、ここ数年の中でも稀に見る生き辛さを感じていた時期ということもあり、
そんな中で仕上がった「開門」は、あの頃には想像もしなかった展開・構成となり、リリースという日の目を見ることとなりました。
そんな経緯もあり、私の手だけでは救いようもなく暗く重い作品になりそうでしたが、
達-TATSU-による太鼓録音・リアレンジ・構成アイデアを加えることによって、結果的には光へと向かう、希望のある曲となりました。
私の極個人的な「達-TATSU-リアレンジ注目点」としては、やはり後半大サビの裏メロと太鼓のユニゾンでしょうか。
まさかここへ来て、最後の最後で、そこに合わせて打ってくるとは!と、今でもまだ驚いています。
そしてエンディングが短く、曲の重量に対して割とあっさりと終わらせてしまうことにも、
最初は非常に違和感があり異議申し立てをしたのを覚えています。
しかし達-TATSU-の中の絶対的こだわりによりこちらで完成し、もちろん今では私も納得しています。
ひとつの曲を通して私の見ているものと、達-TATSU-の見ているもの、たった2人でも少しずつ違うのが面白い。
だからこそ曲の世界は広がり、どちらだけのものでもない、新しい結末が生まれるのだと思います。
「私は私の源へと還り、そして何度でも息を吹き返す。」
新たな自分と出会う、新たな自分を探す。そんな4月という季節に相応しい曲です。
特設サイト「まほろば羅針盤」でのみご覧いただける「曲想」も合わせて是非お楽しみください。
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